ネットワークエンジニア ノルマのきつくない職場への転職

働きづらい環境

残業や給料の問題以外に問題点として言えるのが、人間関係です。エンジニアの仕事は作業効率の良いエンジニア(優秀な人)に仕事が集中してしまう傾向にあります。会社側からすれば能率をあげる為に無意識にでもそうなってしまうのでしょうが、本人からすればたまったものではありません。横で作業している一般的能率のエンジニア以上に仕事をこなし、長時間働いても給料が変わらないという状態もよくあることです。

エンジニアにとって理想的なのは、優秀なAさんと一般的なBさんが同じ時間で終わるような量を考えてAさんに仕事を多く与え、給料は仕事の成果を見てAさんに多く与える、ということでした。労働時間ではなく、仕事量や成果で見てほしいのは優秀な人であれば当然でしょう。

そんな環境を現実にするには上司がきちんと能力を見極めた上で仕事を与え、管理者として正当な評価を下す必要があります。そんな理想的な上司など、なかなか巡り合うはずもなく、エンジニアのストレスは溜まる一方なのです。

その他にも、仕切りもない狭い場所での作業で、プライバシーが全くなかったり、コミュニケーションの空間がないこともエンジニアにとって大きなストレスを感じる職場環境となります。エンジニアは一日中そこの席で作業をするわけですから、手も伸ばせないような席で常に隣に人がいたり、ちょっとしたことを相談する相手もいなかったり、後ろから常に上司に見張られているような座席であったりすると、精神的なダメージを受け、極度のストレス状態で病気になったり、会社に来られなくなったりする人もいます。残業も多く、一日ほぼオフィスで過ごすエンジニアにとって働く環境というのは、絶対的なものなのです。