転職を考える瞬間
エンジニアの約8割の人が転職を考えた瞬間があるようです。では、どんな時に転職を考えるのでしょうか。
まず1つ目は、人間関係。そのうちの8割以上の人が上司との関係を挙げています。手柄を横取りしたり、責任をなすりつけるような上司、また仕事柄うつになってしまったのにそれに対する理解が全くないような社長、そんな現実を目の当たりにした時、転職を考えるようです。
2つ目は、評価・待遇への不満。大きな成果を残したのに給料に反映されない、何もしてない社員が自分より多く給料をもらっている、年上というだけで昇進したなど、頑張りや成果をきちんと評価しないことへの不満が転職を考えるきっかけになるようです。
3つ目は、労働時間・職場環境。月間労働時間が400時間を超えた人や、新婚1ヵ月で海外赴任を言い渡されたり、月に1回しか休みがないなど、現実的にもう無理だろうという限界まで追い込まれて転職を考えるに至る人もいます。
そして4つ目は、将来・キャリアへの不安。割合的には少ないようですが、これは継続的に感じているものでしょう。これに加え、上記の要因で転機を迎えるのだと、考えられます。その中身は、自分自身への不安よりも会社の経営状態への不安が6割を占めていて、現代の世相を反映しています。
このように、様々な原因が挙げられているのですが、そんな彼らがきまって言うのが、短気は損気・よく考えて転職したほうがいい、ということ。ステップアップやキャリアアップの可能性として前向きで考えている反面、危険・最後の手段とリスクのあるものと考えている人も多くいます。転職を考えても実際に転職する人は4割に満たない状態です。転職してやる!という瞬間があっても、まず一度冷静になり、自分にとって何が大切なのか、将来どうなりたいのか、この会社では解決しないのか、などを十分に吟味し、しっかりとした計画をたてることが大切です。
それでは、転職を成功させるにはどうしたらいいのかを考えてみましょう。