ネットワークエンジニア ノルマのきつくない職場への転職

エンジニアの働き方

エンジニアの働き方は様々です。派遣や正社員、フリーなどがあり、企業と言っても大手もあればベンチャーもあります。それによってメリット・デメリットが変わってきます。まず、正社員として働くのであれば大手とベンチャーどちらがいいのでしょう。この業界に関してよく耳にするのが「イキがいいのはベンチャー。新技術に多くふれることで、技術や感性が磨かれる」ということ。確かにベンチャーは風土的にそういう部分はあります。しかし、大手ですと、教育制度が充実していたり、大手であるからこその大プロジェクトに参加できたり、先端の研究分野に参画できたりと、違った良さがあります。要は何を学びたいのか、どうスキルアップしたいのか、ですね。

また、他にもよく聞く勘違いはあります。それは「フリーになったほうが稼げる」ということ。確かにフリーですと、エンジニアなら月額70万前後は普通のようですし、出世が関係ないので、煩わしさがありません。しかし、ボーナスも各種保障もなく月70万で、年収にすると840万。5年、10年先を考えれば、決して高額ではありません。そして何より技術の向上を続け、能力と成果を認めさせ続けるという部分は会社員よりもシビアで、場合によっては将来的に稼げる額も逆転することも考えられます。本人の実力、努力、自信次第なのです。結局のところ、どう働いていきたいのか、ですね。

それでは、正社員と派遣社員の違いを見ていきましょう。

まず、正社員のメリットは、やはり技術面で、派遣より重要度の高い案件を任せられ、充実した教育制度を受けられることです。当然企業としては正社員の技術力を向上させたい、投資したいと思うわけですので、資格取得用の講習費や試験費用を出してくれるのも正社員のみとなります。また、転職の困難な時期になってくると社会的なステータスが安定しているというのも魅力です。

しかし、デメリットを考えると、やりたい仕事に就けない可能性があります。基本的に人事異動には逆らえませんので、やりたい分野に配属されない可能性、また客先の常駐などをさせられる場合もあります。その他にも給料が安いという大きなデメリットもあります。社会一般からすれば当然平均より高額かとは思いますが、派遣に比べると低くなります。残業代が正確にでないような企業ですと、よりその傾向が感じられるでしょう。

それでは派遣社員のメリットをみていきましょう。一番のメリットは自分のやりたい仕事を詳細に選択可能ということです。要望をきちんと伝えればそれに沿った求人を紹介してくれる為、相応な技術を持っていれば本当に自分のやりたい仕事というのができます。また、技術力によって異なりますが、高収入が得られることです。インテリジェンス(http://haken-it.inte.co.jp/index.php)で「cisco」というキーワードで検索してみてください。色々な案件がありますが、残業代を含めれば、45〜50万くらいが多くあります。技術によっては80万以上の案件もあります。(金額でも設定検索できますので、見てみてください)正社員では、この額はなかなか難しくなります。

逆にデメリットは何かと言えば、30代半ばを過ぎるときつくなってしまうことです。年収のピークもその頃ですし、その年代になると、技術力よりもマネージメント力を求められるようになります。マネージメントは正社員が担うことになりますので、年下から指揮命令を受けるようになり、居づらくなる可能性があります。また、企業によっては、派遣は正社員のアシストという認識をしていることもある為、技術レベルの低い仕事で毎日ストレスを抱える可能性も多くあります。

以上で派遣と正社員のメリット・デメリットを見てきたわけですが、職場環境や価値観、技術力により異なってくる為、給与と技術の面のみで考えるならば、以下の働き方が最も給料と技術を高く得られるスタイルと言われています。

20代前半までを投資時代と考え、正社員で過ごします。年収は350〜550万。その後20代半ば〜30代半ばまでを黄金時代と考え、派遣社員として働きます。年収は600〜1000万。30代後半からは安定時代と捉え、正社員に舞い戻ります。年収は700〜900万です。派遣と正社員の両方を経験することで給与と技術力を大きく引き上げ、職場を変えることで様々な出会いを作り、それにより感化され、エンジニア以外の道を見つけることで可能性を広げられると考えられています。正社員として企業に入っても客先常駐することになることもあります。それぞれいい面も悪い面もありますが、まずはどういった働き方をしたいのかを自分の中で把握する必要があります。